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Cavities treatment
むし歯は、単なる「歯が溶ける」現象ではありません。実は、お口の中で日々起きている「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れることで発生する病気なのです。
私たちの口腔内には約700種類もの細菌が存在しています。その中でも特に「むし歯菌(ミュータンス菌など)」と呼ばれる細菌は、食事の糖分から酸を作り出します。この酸が歯の表面を溶かしていく作用を「脱灰」と呼びます。
しかし、人体には自然な防御機能があります。唾液には酸を中和し、溶けかけた歯を修復する「再石灰化」という働きがあるのです。健康な状態では、この脱灰と再石灰化のバランスが保たれています。
Cause
むし歯のリスクを高める要因は、主に4つあります。
これらの要因が重なると、むし歯のリスクは著しく高まります。
歯は外側から「エナメル質」「象牙質」「歯髄」という3層構造になっています。
むし歯の進行状態は、この構造のどこまで達しているかで判断されます。
Early detection
むし歯は進行するほど、治療が複雑になり、時間も費用も多くかかるようになります。さらに重要なのは、進行したむし歯は歯周病のリスクを高め、最悪の場合、歯を失うことにもつながります。
歯髄まで進行したむし歯(C3)は、激しい痛みを伴い、根管治療が必要となります。これは、歯の神経や血管が通る細い管(根管)の中の壊死組織や細菌を除去する高度な治療です。
根管治療とは、虫歯などで傷んだ歯の神経(歯髄)を取り除き、細菌を除去する治療です。
専用の細い器具を使い、歯の根の部分(根管)をきれいにしてから、再び細菌が入らないように密閉します。歯をできるだけ長く残すために、とても重要な治療です。
次のような症状がある場合、根管治療が必要になることがあります。
適切に治療しないと、虫歯が再発したり、炎症が広がって歯を失う原因になります。精密な処置を行うことで、歯の寿命を延ばし、健康な口腔環境を維持することができます。
また、感染を放置すると、痛みや腫れがひどくなり、最悪の場合、抜歯が必要になることも。早期に治療を受けることで、歯を残せる可能性が高まります。
根管治療は、歯を守るためにとても重要な治療です。早めの治療が成功のカギとなるので、気になる症状があれば、できるだけ早くご来院ください。
Policy
当院では、MI(Minimal Intervention)の考えに基づき、必要最小限の治療で最大限の効果を目指します。これは「本当に悪くなった部分だけを最小限に削除して修復する」という考え方です。
1度削った歯は元には戻りませんし、抜けてしまった歯を元に戻すことはできません。
そのため当院では
という方針で治療を行っています。
むし歯予防の基本は、リスク要因の管理です。
まずは当院での口腔環境チェックから始めましょう。あなたの口腔状態に合わせた、最適な予防プログラムをご提案いたします。